# タコとAIエージェントの制作会話

ここでは、アハ映像の採否基準を変えた実際のやり取りを抜き出します。利用者の言葉、制作上の検査結果、AIの解釈を分け、利用者が述べていない理由は補っていません。

## 1. 最初は一文の希望だけだった

### タコ

> 日本の名所、かわいい猫、かわいい犬を題材にアハ映像をつくりたい。

### AIエージェント

この希望から題材と変化案を考え、画像づくり、22秒の問題動画、26秒の正解付き動画、途中状態の確認、機械検査までを一組にした試作を始めました。利用者へ生成前後画像や制作内部のデータを最初から用意してもらったわけではありません。

## 2. 一つの犬作品のNGを、犬全体の禁止にしない

### タコ

> ワンちゃんのは、無理があるね。

### AIエージェント

ボールからリンゴへ変わる犬の作品を不採用として記録しました。ただし、この一言を「犬という題材はすべて禁止」と一般化しませんでした。後の犬作品は、それぞれの自然さ、変化、面白さで判断します。

## 3. OKになった例から、次へ残す条件を探す

### タコ

> 全部　OK。

### AIエージェント

鳥居、ハンター猫、パグの3本を採用として記録しました。主役を大きく動かさず、周辺の一要素へ変化を絞ること、正解を見ると違いが読めることを、次の候補を考える際の確認項目へ加えました。

一方、この3本だけで成功原因が証明されたとは扱いません。次の組でも同じ観点を検証します。

## 4. 技術的に作れても、問題として簡単すぎる

### タコ

> 4つはだめだね。特に後ろの2つは、分からない方がおかしい。

### AIエージェント

6本中4本を不採用、2本を採用として記録しました。後ろ2本は、動画として正常でも変化が明白すぎる失敗です。大きな物体の移動や置換は、ゆっくり変えても早く気づきやすいため、次の企画では避ける条件にしました。

## 5. 「惜しいが重複」と技術失敗を分ける

### タコ

> 惜しいけど、ネタが同じすぎるから除外。

### AIエージェント

動画の技術品質が使える場合でも、過去作品と変化の仕掛けが重複していれば、NGとは別に「ネタ重複による除外」として保存しました。制作完了、技術合格、人の採用、重複除外を同じ状態にまとめません。

## 6. 分かりにくければ難しい、ではない

### タコ

> クラゲと飛行機雲は、変化が小さすぎで不採用。

### AIエージェント

第9組10本のうち、この2本を不採用、残り8本を採用として記録しました。気づきにくければよいのではなく、正解を見た後には何が変わったか分かる必要があります。変化の小ささにも下限があると判断し、次の候補条件へ反映しました。

## 7. 絵コンテを使わない特別ルール

### タコ妻による確認

> 今回は、絵コンテも作らんかったん？

### タコ

> はい。今回は絵コンテを作らず、AIエージェントに動画を直接作ってもらいました。

### 制作上の整理

通常は絵コンテを確認してから動画を作ります。今回は、同じ仕様の短い動画を多数試すため、直接試作する特別ルールを使いました。AIエージェントが決まった型へ無条件に当てはめず、内容に合わせて進め方を変えた例です。

## 8. 評価を繰り返した結果

完成HOWTOでは、制作の変化を次のように要約しています。

- 最初は10本中2、3本がOK。
- 約10回繰り返すと、10本中8本が完全にOK。
- 残り2本も、微調整で使える水準。

元の評価記録では、評価確定済み57本を、採用32、NG22、ネタ重複による除外3として管理しています。各組は題材や条件が異なるため、単純な性能比較にはしません。評価を記録し、次の条件へ反映した実制作経過として扱います。

## この会話から分かったこと

AIエージェントは短時間に多数の試作を作り、技術検査と評価記録を続けられます。ただし、人の一言を広く解釈しすぎず、OK・NGと明示された理由を事実どおり残す必要があります。

最後に、自然か、難しいか、面白いかを決めるのは人です。
